Vaccine

帯状疱疹ワクチン

当院では帯状疱疹ワクチンの接種を行っています。

帯状疱疹とは?

  • 水痘(みずぼうそう)と同じウイルスが原因で起こる皮膚疾患で、皮膚に分布している神経に沿って水疱が帯状に出現するため、帯状疱疹と呼ば れます。
  • 水痘が治癒した後もウイルスは神経に潜伏しています。
  • 免疫低下や加齢に伴い、ウイルスが再び活性化することによって発症するため、50歳以上で高齢になるほど発症率が高くなります。
  • 帯状疱疹の主な症状は、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹を発症します。
  • 痛みを伴う発疹は、まもなく小さな水ぶくれに変化すると次第に数を増し、一部には膿がたまります。その後かさぶたとなって皮膚症状は治癒し、同時に痛みも治まります。
  • 10~50%の患者さんでは3か月以上続く長期の神経痛(帯状疱疹後神経痛)が生じます。
  • ご高齢の方ほど、神経痛が残ることが多くなります。
このような帯状疱疹の発症リスクを下げるワクチンとして帯状疱疹ワクチンがあり、
特に不活化ワクチン(シングリックス)はより高い予防効果が期待されます。
一方、他のワクチンと同様に一定の割合で副反応・副作用はありますので、接種は任意となります。
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。

帯状疱疹ワクチン

ご希望の方はお気軽にお電話にてご相談の上ご予約ください。

水痘ワクチン シングリックス
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数 1回 2回
(2回目は初回の2ケ月後、遅くとも6ヶ月以内)
予防効果 50~60% 90%以上
(50歳以上97%、70歳以上90%)
持続期間 5年以上 9年以上
副反応 【注射部位】
発赤(44%)、かゆみ(27%)、腫脹(17%)、疼痛(15%)
【注射部位以外(4%程度)】
発疹、倦怠感など
【注射部位】
痛み(78%)、赤み(38%)、腫れ(26%)
【注射部位以外】
筋肉痛(40%)、疲労(39%)、頭痛(33%)、悪寒(24%)、発熱(18%)、胃腸症状(13%)
長所 1回接種でよい
全身性の副作用は少ない
効果が高い
持続期間が長い
免疫が低下している方も接種できる
短所 免疫が低下している方は接種できない
持続期間が短い
2回接種が必要
全身性の副作用が11%認められる(数日~1週間で軽快することが多い)
費用 8,400円(税別) 1回目 22,000円(税別)
2回目 22,000円(税別)